ドラマ「善徳女王」のファンブログです

    通りすがりに出会った路東洞・路西洞古墳群 【写真追加】
    慶州市街地の東側にある芬皇寺から中心部を横に突っ切って、西側にあるユシンの墓へ向かいます。
    地図
    約4Kmの道のりを自転車でえっちらこっちら。

    さすが慶州、古墳のまち。その途中通りすがりにさえぼっこぼっこ古墳があります。
    まず出会ったのが路東洞古墳群です。
    路東洞古墳群
    大きな山のような古墳は鳳凰台古墳で、積石木槨墳と推定され6世紀頃の王陵であるということですが未発掘なので被葬者が誰のものかは特定できていないそうです。
    よぉーく見たら、古墳から木が生えています…!
    そして手前にあるトラックとの比較でいかに大きいかわかります。大きさは直径82m、高さ22mであり相当な大きさです。皇南大塚も大きいと以前に書きましたが皇南大塚はふたつの墳墓がつながったものであり、鳳凰台古墳は単一の墳墓の中では最大ということです。
    皇南大塚についてはこちら→「トンマンのご先祖様!? 大陵苑 後編

    トラックの手前に、見辛いと思いますが山の頭が削られた低い台形状のものがありますが、これも古墳だそうです。時の経過とともに盛り土が無くなっていってしまった上に民家が立ち、その民家で人が普通に生活する横で発掘調査が行われたそうです。
    写真に写っているのは金銅製飾履(飾り靴)が出土したことが名前の由来になっている飾履塚で、こちらは発掘調査が行われており積石木槨墳です。
    白樺樹皮冠帽、金製耳飾り、金銅製飾履をはじめ各種の装身具、双龍環頭大刀をはじめとした武器類、各種の馬具、金属容器、漆器、土器類が出土し、その出土品から鳳凰台古墳の被葬者に関連した新羅王族男性と推定されているということです。
    飾履塚 金銅製飾履
    ↑国立中央博物館に展示されていた飾履塚出土の金銅製飾履

    写真には写っていませんが、飾履塚の隣には同じく盛り土が無くなっている金鈴塚があります。こちらも積石木槨墳で、直径18m、高さ4.5mの墳丘をもっていたと確認されています。古墳からは古墳の名前の由来となった金鈴をはじめ、金冠、金製腰佩をはじめ各種の金製装身具、騎馬人物形土器などの土器類、各種の馬具、琉璃容器や貴金属製の容器などが出土しました。こちらも鳳凰台古墳の被葬者と関連した新羅王族と推定されていますが、宝冠の頂から足玉までの距離が1mを超えず、装飾品もまた小型ということで被葬者は子どもだったのではと推定されているようです。
    金鈴塚 騎馬人物形土器
    ↑国立中央博物館に展示されていた金鈴塚出土の騎馬人物形土器


    道路を挟んだ反対側には路西洞古墳群があります。
    路西洞古墳群
    この古墳群の中には13基の古墳がありますが、たぶんこの写真の古墳群の横(←写真に写っていない部分)に一番最初に金冠が発掘され新羅金冠を世に知らしめた金冠塚があります。なにせ古墳公園になっている中には入らずに通りがかりに写真だけ撮ったのでわかりやすい古墳の形をした写真しか撮らなかったんです。まさか有名な金冠塚も瑞鳳塚も跡しか無い状態だということは、後から知りました。(…ダジャレじゃありませんw)

    金冠塚は1921年にここにあった民家の改修工事で家を掘ったところ金冠が発見されて大騒ぎになったことがきっかけで発掘調査が行われ、墳丘規模は直径45m、高さ12mほどであったと推定されています。ちなみに金冠のあった場所はトイレの屎尿溜めになっていたと聞いたことがあるんですがマジか!?その上に住んでいる人はまさかそこに千年以上も前の金の遺物があるとは思ってもみなかったでしょうね(゚Д゚;)
    こちらも積石木槨墳で、古墳からは金冠、金製腰佩などの各種装身具、金銅鞍などの馬具類、金製椀などの貴金属製容器と瑠璃容器、土器類、各種の鉄製武器などが出土しました。

    もうひとつの有名な古墳瑞鳳塚は1926年に国鉄慶州駅にて機関車庫を建てるのに埋め立てる土が不足し土砂を得るために畑の土を採掘したところ発見されたもので、発掘に参加したスウェ-デン(瑞典)の皇太子(のちの国王グスタフ6世)が鳳凰形装飾を施した金冠取りあげたことを記念して瑞鳳塚と命名されたということです。
    墳丘は直径36m、高さ9.6mほどの積石木槨墳で、古墳からは金冠をはじめ各種の装身具、琉璃容器をはじめとした各種の容器、各種の馬具類が出土しました。「延寿元年辛卯年3月にこの銀盒をつくった」という銘文のある銀盒が出土しており、延寿元年は451年とするのが有力で、被葬者はその頃の王または王族と推定されているようです。

    この瑞鳳塚から発掘された金冠は、国立慶州博物館に展示されていました。
    瑞扇塚金冠
    この瑞鳳塚の金冠、ガラスケースに入っていて豪華に照明をあびておりました。
    金冠ミッションをくださいましたmidorin様、ありがとうございましたv あまり綺麗に撮れませんでしたが、今度は金に間違いないと思います(笑)

    麗しい善徳女王
    公式ガイドブックにはトンマンが即位式でかぶる金冠のデザインは瑞鳳塚のものに似ているとありましたが、金冠本体というよりは金冠の垂飾の部分が似ているような気がしまーす。

    ※画像を選択いただくと拡大して見れるようになってます

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    歴史の勉強になりました。
    俊樹 | URL | 2012/09/05/Wed 20:23 [編集]
    俊樹様へ
    はじめまして。管理人のmukugeと申します。
    コメント残していただきまして、どうもありがとうございました。
    とても嬉しかったです。
    mukuge(むくげ) | URL | 2012/09/05/Wed 22:32 [編集]
    金冠はやはり綺麗です
    mukuge 様 こんばんは!

    金冠は十分綺麗です。昔の王様が作った理由がわかります(笑)。
    よく顔の部分だけくりぬいた人形があって記念写真が撮れるようになっていますが、レプリカの金冠が置いてあって記念写真が撮れるようになっていたら、私は挑戦しますね。
    midorin | URL | 2012/09/06/Thu 20:24 [編集]
    midorin様へ
    midorin様、こんにちはv
    暗いのでどーしてもぶれてしまって細かい細工までは…なんですが、暗闇の中の金の輝きだけは伝わったよーで良かったです(*^^*)
    あー、あの顔出すやつ、慶州で陛下とミシルがあったんでチャレンジしましたが、顔の大きさ合わなくて散々だったんですよー(汗)
    金冠だったらうまく顔にはめられるかもしれませんねーv
    レプリカだったら新羅ミレニアムパークでかぶれました。首が傾くほど重かったんですが、本物もあんなに重かったんでしょうか?(*_*)
    mukuge(むくげ) | URL | 2012/09/07/Fri 09:39 [編集]
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