ドラマ「善徳女王」のファンブログです

    スポンサーサイト
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    また逃げましょうか
    先月のトンマンの命日の際の「魂トンマンと魂ピダム」の画像を作るために、久しぶりに最終回のトンマンの最期の場面を何度も見返しておりまして、私自身改めて思うところがありました。
    そうしてそう思っていたところ、りばさんのところでのりばさんと六花さんとのやり取りの中で出てきた『「トンマンが本当に好きだったのはユシン」という考察』があるというお話しから刺激を受け、トン&ピファンの目線からもう一度最期の場面を振り返ってみたくなりました。
    ええ、人様のところのコメント欄までチェックするストーカーぶりに加えて、ネタまですべて奪い取りますな私ですw



    ピダムの乱が終結したのち、目覚めたトンマンはチュンチュとアルチョンに遺言を残し(チュンチュの部分はカットになっていますが)王としての責務を果たしたあと、ユシンにピダムの最後の言葉をたずねます。

    「ピダムはあの時・・・“トンマナ”そう言いました」

    「わたしの名を呼ぶのは反逆行為だ お前が恋心から私の名を呼んでも反逆者とみなされる」
    ピダムとかわした会話を思い出して 涙を流しながら笑みをこぼすトンマン。

    トンマナ

    トンマンは、ピダムがヨムジョンの策略にはまりトンマンが自分を殺そうとしたという誤解が元で乱を起こしたということは知ることができましたが、その後その誤解が解けたかどうかは知りません。
    最後に必ず自分の元にやって来るという確信はあったものの、ただひとり女性として愛してくれたピダムの心はすでに離れてしまったかもしれない、さらに自分を恨んでいるかもしれない、そうトンマンは思ってたかもしれません。
    でも実際には、傷だらけになり血を流しながらもまっすぐトンマンへ向かって進み、そして自分を見つめながら最後に「トンマナ」という言葉を残して逝ったピダムでした。
    反逆者となり先には死が見えていながらも、自分のためにもう誰も呼ぶことのできない名前を呼ぶためにやってきたピダムの変わらないまごころが見えて、最期まで彼は自分を愛してくれていたということをトンマンは知ることができました。すでにもうこの世にはいないという悲しさがありますが、最期まで「目配せをし 花をくれ はしゃぎ 震える手を握ってくれた」かつてのピダムでいてくれてホッとしたような、そんな想いが涙と微笑みから伝わってくるように私には思えます。

    そしてトンマンは「外へ出ましょう。天と地すべてをこの目に焼きつけます」とユシンに言い出かけます。

    天と地が見渡せる場所

    このトンマンの最期の場面、残念ながら吹き替えカット版ではトンマンの言葉がかなりカットされてしまっています。なのでカット版とノーカット版ではちょっとトンマンの印象が変わってきてしまうのかもしれません。ここではポニーノーカット字幕版を参考にしたいと思います。

    もうすぐ春が来るという神国の大地を見ながら、トンマンはユシンにこう話しかけます。
    「多くの人が私を通り過ぎていきました
     ある者は私を守り
     ある者は私と競い
     また ある者は・・・私を愛しました」
    そのときにトンマンの脳裏にあったのは、トンマンを守るために死んでいったチョンミョンやソファ、トンマンと競いつつ死んでいったミシル、そして最後まで女性として自分を愛して死んでいったピダムなのだろうと思います。

    ある者は私を愛した

    「また ある者は・・・」と「私を愛しました」のあいだに間がありますが、彼に王としてではなく人としてトンマンとして愛されたという幸せな想い、そしてもう会えない寂しさ、そんな色々混じった複雑な想いがその表情から伝わってきます。

    「そしてたくさんの人が去っていきましたが、結局最後まで残ったのはユシン公だけです
     険しい道のりをともに乗り越えてきました そなたのおかげです
     ユシン公にならこの神国と果たせなかった大業を心から安心して話すことができます
     三韓一統を成し遂げねば ここに見える領土が誰のものになるか分かりません
     ユシン公 私が初めて鶏林に来た日に見た夢の話をしましたね
     夢で私を抱きしめた女性が 誰であったか分かった気がします」

    そうユシンに言ってトンマンは遠くを見つめます。

    陛下が見据えるその先は

    そしてそのトンマンの視線を辿って行くと、善徳女王の墓前にて、ユシンが百済を滅ぼしました、次は高句麗ですと報告するアルチョンとユシンの姿があらわれます。

    善徳女王陵

    そしてその墓前の場面をへて、またトンマンの場面へ戻ります。
    「やっと分かりました 私を抱きしめ泣いていたあの人が誰であったか 分かったのです」

    実は私、なぜこの墓前のシーンがここに入ってくるのか、トンマンが死んだあとの出来事なんだから最後にあったほうがわかりやすいのに…と当初は思っていたんです。ですが今改めて見返してみると、この墓前の場面はトンマンが遠くに視線を向ける、その視線の先へ繋がっています。
    つまりこの墓前の場面はトンマンがユシンに託す新羅の未来を象徴した場面なのかな、っていう気がします。ユシンならきっと自分の夢を引き継いで、このように三韓一統を成し遂げていってくれるに違いないと。三世の誓いをし、一時は恋慕の情はあったとしてもそれを大義のために断ち切り、臣下として尽くしてくれた信頼できるユシンだからこそ託せる新羅の未来=三韓一統なんですよね。
    トンマンはユシンを愛していたと思います。でもその想いはあくまでも王目線で成り立つ想いだと思うんです、やっぱり。

    「ユシン公 昔一緒に駆け落ちしましたね 覚えていますか また逃げましょうか」
    「とんでもございません なぜそのようなことを―」
    という部分。
    私はトンマンはユシンが「後悔しています。今からでも一緒に逃げましょう」と言わない実直な男であるとわかっていてわざとした質問であって、本当に今から一緒に逃げたいとトンマンも思っているわけではないと受け止めています。
    今命を終えようとする時に人生を振り返ってみても、ユシンと逃げるという道を絶ったあの人生の分岐点から進んできた道は間違っていなかったと思え、またユシンに「とんでもない」と否定されることによって、王としての人生を肯定し、ねぎらってほしかったのかなとも思えます。

    また、鶏林に着いた夜に見た夢の中の自分を抱きしめて涙を流す女性が誰であるかわかったとトンマンはユシンに言っています。自分なのですが。
    それはまたたとえ生まれ変わって同じ岐路に立たされたとしても、孤独で辛い道であるとはわかっていても、やはり同じ道をゆくであろうトンマンの、ユシンと逃げなかった自分に後悔のない表れなのかなと思います。

    そしてここまで、最後まで王であったトンマンですが、このあとは「逃げましょうか」と言ったら「はい!喜んで!」と言って手をひっぱって走り出しそうな、そんな男の顔をまぶたの裏に浮かべながら、王ではなく人として、ただのトンマンとして、最期を迎えていってくれていたのだったらいいなと思います。

    トンマンの脳裏に浮かぶ人

    こんな風に・・・

    関連記事

    コメントの投稿

     管理者にだけ表示を許可する

    拍手コメントをくださったhakumi様へ
    hakumiさま、はじめまして。
    管理人のmukugeと申します。どうぞよろしくお願いいたします。

    >逃げたら又あの時から始まり再びピダムに逢えるからかなと

    なるほど。そういう考えかたもあるんですねー。おっしゃるとおり、いろんな考え方があっていいと思いますし、十人十色ですよね。
    ピダムに逢えるから…普通の女性としてのトンマンでしたらおおいにありうるかもしれません。でもそういう気持ちがあったとしたら、それをユシンに言うのはちょっとユシンがかわいそうな気もしますね(笑)
    コメントどうもありがとうございましたv
    mukuge(むくげ) | URL | 2013/02/13/Wed 22:11 [編集]
    拍手コメントをくださったほっち様へ
    ほっちさま、こんばんはーv

    >あの時ユシンがトンマンの問いに「陛下の御命令とあらば」みたいな返事をしちゃったら、王の道を選んだトンマンを否定しちゃわないかなと感じました。

    私もそう思います。そして、よくぞユシンよ空気を読んだ返事をしてくれたとも思いましたが、まぁユシンは陛下のために計算して心にないことを言ったわけでもなく、思いっきり素だったとは思うんですが(笑)

    実は私も自分の思いを文章にすることがこのブログを始める前は苦手でした。今でもこういった内容の記事を書くのもものすごく時間がかかります。今回の記事もドラマを最初に見た当初から感じてたことをベースにしているのにかかわらず、いざ文章にまとめようと思うと上手くまとめられなくって書くのに時間がかかってしまいました。でも、おかげでスッキリしましたw
    こちらこそこのような拙い文章を読んでいただいて、お礼を言わせてください(笑)どうもありがとうございます。

    この際「善徳断ち」ではなく、逆に善徳ならびにトン&ピからパワーの源を吸い取ってしまうが勝ちだと思いますw
    mukuge(むくげ) | URL | 2013/02/14/Thu 19:28 [編集]
    拍手コメントをくださったchenwen様へ
    chenwenさま、こんばんはーv
    深い洞察力と言われるとものすごく恥ずかしいほどの自己満足的文章なんですが、読んでくださってありがとうございます。

    このドラマって、わかりやすく好きだとか愛してるって言葉が出てこないじゃないですか。ピダムですら「惜しみなく全てを奪い取ります」という愛情表現ですしw ですから私も最初はこのシーン、結局相思相愛でいいんだよ、ね?なんてちょっと物足りなく感じていたんです。
    でも噛めば噛むほど味の出るスルメのようなシーンっていうかw、見返せば見返すほどヨウォンさんはじめ演じ手の方々が作りだしている微妙な表情の動きが胸を打つシーンなような気がします。

    最後にトンマンは目をつぶり、涙を流します。涙を流すのは感情を持つ人間らしさの表れであると思うので、あの時のトンマンの中には間違いなくピダムが存在していたのだろうと思うんです。指輪もクローズアップされていますしv
    mukuge(むくげ) | URL | 2013/02/14/Thu 19:51 [編集]
    こんにちは
    はじめまして。最近、善徳女王にはまった直といいます(*^^*)21話でピダムが登場した時から、ピダムが大好きです!これから女王編に突入するのですが、これからピダムがどうなるか知ってるので、見るのが辛くて辛くて…でも管理人さんの日記を読んで、トンマンが最後の最後に瞼に思い浮かべるのがピダムならいいな…っていうのに、少し泣けて、それから救われました。今からこんなんじゃ、最終回には廃人になりそうです(笑)最初なのに長々と失礼しました。またお邪魔します
    | URL | 2013/02/15/Fri 13:19 [編集]
    直様へ
    直さま、はじめましてv
    管理人のmukugeと申します。どうぞよろしくお願いいたします。
    直さまはただいま視聴中なんですね。わー、まだまだ未知の善徳があるという意味で今一番楽しい時ですよね。でも、じゃあこれかなりのネタバレでしたよね(^^;) 私はこのように思いましたが、きっと直さまなりの感じ方もあると思います。

    私も実は先に最終回のあのシーンを動画サイトでうっかり見てしまって、結末は知った状態で女王編を視聴したんです。でもどうしてそういう状況になってしまうのか、逆に気になって気になって、それから残りを一気に見てしまいました(笑)。ええ、最終回後は私もしばらく廃人状態でしたよw

    最終回に廃人になったあと、ぜひ復活してまた1話から見返してみてください。そのたびに新たな発見があって、ますますこの善徳ワールドから抜け出せなくなること間違いないと思いますv
    また遊びにきてください。コメントありがとうございました。
    mukuge(むくげ) | URL | 2013/02/16/Sat 17:35 [編集]
    トラックバック
    トラックバック URL

    Copyright © こうもりのサンガラクチ. all rights reserved.
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。