ドラマ「善徳女王」のファンブログです

    新羅ミレニアムパーク その11 真骨屋敷
    〈2012年5月の慶州旅行の記事です〉

    前回の記事でも書きましたが、砦ショックにより意識もうろうとして、ふらふら歩きながら見てまわったのであまり記憶が残っておらず、帰ってきてから写真をチェックしていたらシャッターすらもあまり押してなかったというもったいないことをした真骨屋敷ですが、一応できる範囲で記しておこうと思います。

    真骨屋敷 看板
    王族である真骨は聖骨の次の階級であり、父系と母系の内一方だけが王族の身分です。真骨は新羅時代17官等の中で第1官等である伊伐飡までのみが上る事が出来ました。しかし、太宗武烈王(604-661)が即位してから、真骨出身が王位に上りはじめました。
    真骨家屋は『三国史記』雑志・屋舍条と古墳の壁画及び古建築専門家たちの諮問などを土台として推定復元され、総建築延べ面積約71坪、総17棟で構成されています。

    とありますが、『三国史記』屋舍の真骨の項によると、

    家屋の長さや広さは、二十四尺を超えてはいけない。
    唐瓦をふいてはいけない。
    飛簷(エン)[高い軒]をつけてはいけない。
    懸魚[魚尾の形に作り、練の端につけるかざり]を刻んではならない。
    金・銀・鍮石・五彩[青・黄・赤・城・黒の五色]で飾ってはならない。
    階石[きざはしの石]を磨いてはならず、三段の階をおいてもいけない。
    垣根には梁・棟をのせてはならないし、石灰を塗ってもいけない。
    簾の縁には、錦・罽(ケイ)[毛織の絨毯]・繍・野草羅の使用を禁ずる。
    屏風には、繍を禁ずる。
    床は玳瑁[亀の甲]・沉香[熱帯産の香木]で飾ってはならない。

    とのことで、以下数少ない写真と、『三国史記』屋舎の項と比べながら見てみたいと思います。

    真骨屋敷 正門
    真骨屋敷の正門です。
    やはり制限のない聖骨の屋敷の門に比べると、こじんまりしている、と言いたいところですが、私には十分立派に見えますw
    塀の壁は、聖骨のほうは白壁もありましたが、これが真骨が禁止されている石灰なんでしょうか。確かにこちらの真骨屋敷のほうは、全方向このような黄土色の壁でした。

    家屋の広さも、家屋の一辺が、隋・唐代の小尺約24.6cm×24尺=590.4㎝を超えてはいけないとう決まり事があったようです。

    真骨屋敷 馬車
    真骨バージョンの馬車です。

    車に関しても『三国史記』車の項に身分別に細かく記載がありまして、

    車の材料には、紫檀[木質が堅く美しいつやのある熱帯産の香木]・沉香を用いず、玳瑁をつけることができないし、金・銀・玉でことさら飾らない。
    褥子[しきもの]には、綾・絹以下を用い、二重以上にはしない。
    坐子[座布団]には、鈿錦[かねかざりの錦]と二色の綾以下を用い、縁には錦以下を用いる。
    前後の幰(ケン)[ほろ]には、小文の綾・紗・絁以下を用い、色は深青・碧・紫紫粉とする。
    絡網には糸麻を用い、その色は紅緋・翠碧とする。粧表も絹布を用い、その色は紅緋・青縹[青色を帯びた薄い藍色]とする。牛の勒[おもがい]および鞅(オウ)[むながい]には、絁・絹布を用いる。
    環には金・銀・鍮石[しんちゅう]の使用を禁ずる。歩揺[歩行につれて揺れる飾り]もまた金・銀・鍮石を禁ずる。

    木の素材、また中を飾る布や敷物にも、素材にいろいろ制限があったようです。
    ですが、ここの復元を見る限り聖骨の車の屋根の部分に花模様がついているだけで、パッと見他の部分は聖骨も真骨もたいして変わりはないように見えます。
    中の敷物や飾りなどで差が出てくるのかもしれませんね。それらの装飾もつけて展示してくれていたら、もっと違いがわかりやすいのになーと思いました。

    そして、ここの屋敷にも飾ってありました。撮影の説明看板が。

    真骨屋敷 撮影看板 真平王
    “まだ乗馬が下手で”
    少年真平王の馬に乗って行く場面を撮影中の姿。
    実際の物でない模型の上で撮影されることがおもしろい。

    ここの真骨屋敷内で撮影されたのかどうかはわかりませんが、このシーンの馬は模型だったんですね!マヤを心配し彼女の実家へ向かう必死な場面なのに、これがニセ馬だと想像するとなんかつい笑ってしまいます。

    真骨屋敷 撮影看板 ワンユンとソニョル
    “君は背は何尺なのか?”
    秘密兵士をを選抜している徐羅伐10花郎ワンユン ソニョル

    物語も終盤、ピダム派の貴族が暴走して私兵を集める場面ですね。

    真骨屋敷 建物
    また例のごとく、屋敷内をウロウロしてみて、ここではないかと思われる角度で撮影してみました。
    母屋か別棟かわかりませんが、真骨屋敷内にあった建物です。
    ですが、今よーく見てみると、ドラマの場面のワンユンとソニュルの後ろの建物ですが、石の土台から屋根の庇に伸びる柱みたいなのが、この建物にはなかったですね。土台ももう少し高そうですし。
    聖骨屋敷のほうの建物にはそれがあるので、もしかしたらこの場面は聖骨屋敷で撮影されたのかもしれません。
    っていうか、これ以外に真骨屋敷の家屋の写真を撮っていなかったということがびっくりな自分です。

    真骨屋敷 門
    正門より時計まわりに周った側の門です。
    この真骨屋敷も聖骨屋敷も、正門のほかにいくつかの門がありました。

    ここでおまけでドラマ内の真骨、ソヒョン公のお屋敷と、ピダムのお屋敷と比べてみます。

    まずはソヒョン公。
    36話 キム・ソヒョンの家
    さすが大等、立派なお屋敷です。かろうじて階は3段でセーフといったところです。

    そして、ピダムのお屋敷。
    60話 ピダムの家
    あれ?いまをときめく司量部令、いやこの場面ではすでに上大等であったというのに、ここミレニアムパークの真骨屋敷より、各段に地味w
    ま、陛下の王宮に近い司量部のほうにつめていて、あまり自宅に戻っていなかったかもしれないですから、自宅なんてピダムにとってはどうでもよかったかもしれませんけども(笑)
    屋根の瓦の先の白い丸い感じは、パークの復元のものと似ているかなーとも思います。

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